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![]() 27年前の第2回サマコン以来、ほぼ5年毎に演奏されているので、それぞれの演奏から、時代時代の金大フィルが浮かび上がってくるだろう。 あまりに有名過ぎるためか、ほとんど定演でとりあげられることはない。サマコンのオープニング用に、気軽に採り上げられる傾向があるように思われる。そのため、演奏は、どちらかといえば下級生中心のメンバーで構成されることが多いようだ。メンバー数の多いアマオケはどこでもそうなのだが、メイン交響曲にベストメンバーを揃えるのは普通のこと。 名曲の名演奏は、生まれにくいのかもしれない。実際にはどうだろうか・・。 幾分、ぞんざいに取り扱われている「フィンランディア」だが、曲の背景に流れる、切実で熱い思いを考えるにつけても、100%の情熱で演奏に臨んでほしいが・・どうだろう。 下表にあるように、1969年の第30回の定期演奏会が金大フィルにおける最初の演奏のようだ。音楽教室などでは、既に何度か公開演奏はしているように思われる。 記録として聴くことが出来るのは、1975年の第2回サマコン以後のものである。いずれも、サマコンオープニングとして演奏されている。当然、学生指揮者によるものだ。演奏会場も、それぞれ異なっており、そこにも注目してみよう。
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